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更新のお知らせは保険見直しのチャンス!補償不足・保険料ムダを防ぐチェックポイント
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自動車保険や火災保険など、契約更新のお知らせが手元に届いた際は、必ず補償内容や保険金額、被保険者の範囲などを確認しましょう。見直しを行わずに前年と同じ内容で更新した結果、後になって「必要な補償が不足していた」、あるいは「不要な補償に保険料を払っていた」という事態が発生するケースもあります。
本コラムでは、契約更新時に内容確認が必要となる理由や補償見直しのチェックポイントを、事例とともに解説します。
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なぜ、「自動更新」でも内容確認が必須なのか?

損害保険の契約には、特に手続きをしなければ自動更新となるものもあります。例えばケガによる入院・通院などが補償される傷害保険は、契約者からの申し出がない限り、原則として同じ内容で自動更新されるのが一般的です。
また基本的に自動車保険と火災保険は、更新手続きが必要となります。しかし多くの保険会社では、なんらかの事情で一定期間内に更新手続きできない場合に補償切れとなることを防ぐため、自動的に更新(契約継続)できる特約を自動セットされていることが多いです。
自動更新は「補償切れを防げる」という点で安心ですが、保険会社から届く更新案内の内容の確認は欠かせません。例えば「更新でどのような補償を備えられるのか」「誰が補償対象になっているのか」などを把握し、必要に応じて適正化することは、更新手続きの要否を問わず重要です。
「前年通り」=「今のあなたに最適」とは限らない
自動更新となる場合、基本的に満期日の契約内容と同等の条件(補償内容)で更新されます。しかし前年と同じ補償内容が現在の自分に適しているとは限りません。なぜならライフスタイルや家族構成などが変化すると抱えるリスクの種類や大きさが変わり、必要となる補償も変化するからです。
なかには「ライフスタイルや家族構成は、まったく変化していない」と考えている人もいるかもしれません。しかし「変わっていないつもり」でも、例えば家族の年齢や居住実態、モノの価値などが変化していることもあります。それによって、被保険者範囲や保険金額などの変更が必要となるかもしれません。
自動更新は、あくまで手続きできない状況でも「契約を継続するための安心サポート的な仕組み」です。「契約内容を最適化する仕組み」ではないことを理解しておきましょう。
見直しをしないことで起こる2つのリスク
実は、契約内容の見直しをしないままの更新はリスクを伴います。主なリスクは、以下の2つです。
・リスク1:必要な補償の不足
更新時に必要な補償が適切に備わっていない場合、事故や自然災害など、いざアクシデントに見舞われた時に「保険金が出ない」「出ても足りない」という状況に陥る可能性があります。
・リスク2:不要な補償の重複・残存
不要となった補償が残ったまま更新すると、無駄な保険料を払い続けることになります。
【チェックリスト】ライフスタイルの変化別・見直すべき4つのポイント

ここでは、更新案内が届いた際に契約時(または前回更新時)と比べて変わった点があるかについてチェックするためのポイントを4つ紹介します。
1.「人」の変化
まずは、世帯人員の現状(同居・別居の状態)と家族の年齢を契約内容と照らし合わせてみましょう。例えば以下のような場合は見直しが必要になる可能性があります。
・子どもが独立または別居した
自動車保険では、運転者の範囲と年齢条件を確認しましょう。別居などで子どもが車を運転しなくなったにもかかわらず、運転者の範囲や年齢条件をそのままにしていると高い保険料を払い続けることになります。本人または夫婦に限定したり、年齢条件を引き上げたりすることで保険料を下げることが期待できます。
子どもが帰省した際などに車を運転する可能性があるかどうかを考えながら見直しを検討するといいでしょう。また火災保険や傷害保険などの個人賠償責任特約をセットしている場合は、被保険者範囲の確認が重要となります。基本的に子どもが未婚(現在婚姻していない)の場合、別居であっても補償対象となりますが、保険会社にきちんと確認しておくことが大切です。
・結婚や同居により家族が増えた
新たな家族が増えた場合は、その家族が自動車保険や火災保険の個人賠償責任特約などの補償対象に含まれているか確認しましょう。
・高齢の親が免許返納した
免許返納などで運転しなくなった家族がいる場合、運転者の範囲を狭めることで保険料を節約できる可能性があります。
2.「モノ・住まい」の変化
次にチェックが必要なのがモノ(資産)や住まい(居住実態)の状況です。契約内容と照らし合わせ、必要に応じて見直しをしましょう。
・車の買い替えや増車後に更新を迎える
以前、車の買い替えや増車をしたときに設定した車両保険金額が現在の車の価値に見合っているか確認しましょう。一般的に車両の時価額は、年数が経過するにつれて下がるため、保険金額を設定し直すことで保険料の節約につながります。あわせて免責額や車両保険のタイプ(一般・エコノミーなど)の見直しを検討するのも一案です。
・自宅をリフォーム・増改築した
火災保険の保険金額(建物評価額)が現状と合致しているか確認しましょう。一般的にリフォーム・増改築することで建物評価額が上がるため、保険金額の見直しが必要になります。
・高額な家財を購入した(または処分した)
家財保険の設定状況を確認しましょう。例えば高額な家財を購入した場合、金額設定が適切かについて確認し、不足があれば見直しが必要です。また「高額貴金属」といい、以下に当てはまる家財の場合、一定額以上を補償する場合は保険金額の設定が必要になります。
【高額貴金属】
貴金属・宝玉・宝石・書画・骨とう・彫刻物その他の美術品のうち、1個または1組の価額が30万円を超えるもの
契約(または前回の更新)以後にこれらの家財を購入し、保険会社に申告していない場合は更新時に見直しをすることが大切です。一方、明記物件をはじめ高価な家財を処分している場合、そのまま更新することは保険料を無駄に払うことになります。
3.「環境」の変化
続いては、生活環境が変化したかどうかのチェックが必要です。例えば以下のようなケースが考えられます。
・自転車通勤・通学を開始した
自転車事故への備えとして、自分自身のケガや他人や他人の物に損傷を与えた場合の賠償責任補償が十分あるかについて確認しましょう。ちなみに自動車保険や火災保険にセットできる個人賠償責任特約において賠償責任は補償対象ですが、自身のケガは対象外です。一方、傷害保険に加入している場合、自分のケガは補償対象となりますが、賠償責任は補償対象外となります。
・引っ越しをした
引っ越しをした際には、加入している保険会社で速やかに住所変更の手続きをする必要があります。特に火災保険の場合は、補償の対象となる建物が変わるため、保険会社に対して通知および必要な手続きをしなければ通知義務違反となります。万一被災しても補償されない可能性があるため、注意が必要です。
なお引っ越し先の住所や建物の構造(M・T・H構造など)によっては、保険料が変わる可能性があります。あわせて地震保険の必要性を再検討することも重要です。
4.「重複」の確認
最後にチェックしたいのが、補償が重複していないかどうかです。例えば「個人賠償責任特約」や「弁護士費用特約」は、火災保険や自動車保険、傷害保険などの特約としてセットされる場合が多く、重複しやすい傾向があります。基本的に損害保険は、実損額が補償されるため、重複している場合に保険金が合算して支払われるとは限りません。
クレジットカード付帯の保険も含めて、加入している保険を総合的に確認してみましょう。どれか1つに充分な補償が備わっていれば、重複している分を外すことで保険料の節約につながります。
ケーススタディ:見直しを忘れて「ヒヤリとした」事例・「助かった」事例

見直しをせずに保険契約を更新することにはリスクがあります。しかしなかには「自分ごととしてイメージしにくい」といった人もいるかもしれません。そこでここでは、見直しを忘れたためにヒヤリとしてしまった事例や見直しをしたことで助かった事例を紹介します。
【事例1】子どもが免許を取ったのに……(自動車保険)
別居している大学生の息子が運転免許を取得したものの、普段家の車を運転するのは自分と配偶者だけのため、運転者の範囲を夫婦限定にしていました。運転者の範囲を変更しないまま息子が帰省中にその車を運転し、事故を起こしましたが補償されなかった事例です。
このように運転者の範囲は、補償対象かどうかに影響するため、注意が必要です。一方、別居の未婚の子どもの場合、年齢条件は問われません。そのため、例えば契約上は年齢条件が「35歳以上」で、子どもが35歳未満の場合でも補償対象となります。ただし、夫婦限定や本人限定の場合は別居の未婚の子どもでも対象外になります。
【事例2】傷害保険を本人型に変更し、補償の抜け漏れを防止(傷害保険)
老人ホームに入居している親が転んでケガをした事例です。家族型の傷害保険に加入しているため、保険金の請求をしたところ、同居の実態がないと判断されて保険金が支払われませんでした。傷害保険の家族型で補償対象となるのは、本人・配偶者・同居の親族・別居の未婚の子どもです。このうち「同居」というのは居住実態で判断され、扶養関係や住民票記載の有無ではありません。
一方、例えば子どもが独り立ち、親が老人施設へ入居した際にその人を記名被保険者として本人型で新たに契約する方法もあります。それによって万一の際に補償対象となるのに加え、保険料の無駄も防げます。
更新案内が届いたら、具体的にどう動くべき?

加入している保険会社から更新の案内が届いた際にするべきことは、以下の2つのステップです。
STEP1:案内書類(またはWeb画面)と「現在の状況」を照らし合わせる
更新案内書類や保険会社のWeb画面(契約者ページ)に記載されている現在の契約内容と、自身や家族の「現在の状況」を照らし合わせてみましょう。このとき保険金額などの「数字」だけを見るのではなく、「誰が」「何が」補償対象になっているかをイメージしながら見るのがコツです。
STEP2:少しでも「変わったかも?」と思ったら代理店・窓口へ相談する
現状と照らし合わせた結果、変更がなければそのまま更新手続きをしましょう。補償対象となる「人」や「モノ」、それらの価値が少しでも変わったと思った場合は見直しの検討が必要です。更新および見直しの手続きは、保険に加入した経路によって代理店・窓口・Webで行えます。Webで手続きすれば平日夜間や休日でも手続きできるため、便利です。
自分で見直しの判断がつかない場合は「こういう変化があった」と伝え、保険のプロに最適なプランを提案してもらうのがおすすめです。
まとめ
保険の更新時期は、前回の更新時と現在の生活の変化を振り返る良いタイミングです。ライフスタイルやライフステージが変わっている場合は、加入している補償の見直しを行いましょう。多くの保険会社では、更新期限までに手続きせず、補償切れとなるのを防ぐために自動更新される仕組みを取っています。
しかし以前と同じ内容で更新となり、後々不利益を被る可能性もあります。更新案内が届いた際は、後回しにせず、すぐに開封して内容を確認することが大切です。
この記事の執筆協力
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デジプラ編集部
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